2022年2月28日(月)~3月2日(水)の3日間、Web開催される「第13回JBFシンポジウム」にて、ランチョンセミナー・ポスター発表を行います。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
ランチョンセミナー
タイトル | 核酸医薬品のバイオアナリシスに関する弊社の取り組み |
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日時 | 2022年3月2日(水) 12:15~13:15 |
講演内容 | 核酸医薬品のバイオアナリシスに関するポスター発表3演題をご紹介します。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 林 善治 |
会場 | Web配信 詳細は第13回JBFシンポジウム専用ページ(https://confit.atlas.jp/guide/event/jbfsympo13/top)をご確認ください。 ※Webへの入場には第13回JBFシンポジウムへの参加登録が必要となります。 |
ポスター発表
タイトル | 核酸医薬品分析におけるDual-hybridization assayの有用性検証 |
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内容 | Hybridization LBA法は核酸医薬品のバイオアナリシスにおいて主流となる方法の1つです。Hybridization LBA法は更にCutting assay,Ligation assay及びDual-hybridization assayの3種類の分析手法に分けられ,目的や用途に応じて分析手法が選択されています。多くの場合でアンチセンスに対してはCutting assayやLigation assayが選択されていますが,Dual-hybridization assayは酵素処理の必要が無いため,Cutting assayやLigation assayと比較して前処理時間を短くすることが可能です。 本検討ではモデル核酸医薬品にヌシネルセン(Spinraza)を用いてDual-hybridization assayとCutting assayの2つの分析手法の比較を行いました。また,一般的にLBA法では未変化体と代謝物の分離検出は難しいとされます。本検討では代謝物が未変化体の定量値にどの程度影響するのかの確認も行っております.本発表では実際のデータを用いながらDual-hybridization assayを中心に Hybridization LBA法を用いた核酸医薬品のバイオナリシスについて幅広くディスカッションさせていただきたいと考えています。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 羽成 優 |
タイトル | 核酸医薬品分析におけるHybridizationのLC-MSへの応用 |
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内容 | 核酸医薬品のバイオアナリシスにおいて,LC-MS法を用いた報告が最近増えています。LC-MSの前処理には液液抽出法や固相抽出法を用いることが一般的ですが,2017年にDillenらによりハイブリダイゼーションとLC-MS法を組み合わせた手法(Hy-LC-MS法)が提案されました。Hy-LC-MS法では選択性の向上やサンプルの精製度が高まることによる測定系の堅牢性向上が期待できます。 私たちはモデル核酸医薬品にヌシネルセン(Spinraza)を用いてHy-LC-MS法の検討を行いました。本発表ではHy-LC-MS法で得られたバリデーション結果だけでなくメソッド構築でボトルネックとなっていた点などについても発表します。会場では液液抽出法や固相抽出法に対するPros/Consも含めてHy-LC-MS法の実用性について議論させていただきたいと考えています。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 丸本 美穂 |
タイトル | 核酸医薬品のバイオアナリシスにおけるLC-FL法の適応 |
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内容 | LC-FL法を用いた核酸医薬品の分析では蛍光標識したPNA(peptide nucleic acid)プローブとターゲット核酸をハイブリダイズさせ,イオン交換クロマトグラフィーで測定されます。そのため,MSが不得手とされる分子量の大きな核酸医薬品への適用が可能であり,その上LCベースのメソッドであるため高選択性(代謝物と未変化体の分離)も期待されます。 本検討ではモデル核酸医薬品にヌシネルセン(Spinraza)を用いて,LC-FL法を用いた核酸医薬品のバイオアナリシスの基礎的データの取得を行いました。LC-FL法は一般的に外部標準法で定量されることが多いが,本検討ではISとIS用のプローブも準備し,内部標準法による定量の検討も行いました。本検討からLC-FL法の核酸医薬品のバイオアナリシスへの適応可能性が確認できました。一方で,LC-FL法特有と思われる課題も見つかりました。本発表では実際のデータを交えながらLC-FL法を用いた核酸医薬品のバイオアナリシスについてディスカッションさせていただきたいと考えています。 |
演者 | シミックファーマサイエンス株式会社 砂川 明弘 |
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